【1min outline】 医療制度 #5

(English below)

 

疑問
 
ラオスの人口はどう推移しているの?
 
 ー 人口構成 ←昨日
 
 ー 医療制度 ←今日
 
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 そもそも、病院数や医師数が問題なのか

戸籍登録システムの制約により、死亡要因に基づいた疾病負荷の分析は不可能。入手可能な死亡要因のデータは、病院での記録であり、2010 年の死亡要因の上位には、急性呼吸器系感染症、下痢症、デング熱およびマラリアが報告されている。しかし、これらは、医療機関の利用率が著しく低いラオスにおいて死亡の多くを占める病院外での死亡に関するデータが反映されていないことから、ラオスの疾病負荷の正確な描写ではない点に留意する必要がある。 

 明治大学国際総合研究所, ドゥリサーチ研究所『平成26年度 新興国マクロヘルスデータ、規制・制度に関する調査(ラオス)』19頁 引用

 

戸籍登録システムはほとんど機能していないと考える。

農村地帯では戸籍抄本は存在しないようであった。

 

家庭レベルで対策するには

 

医薬品の流通は、2009 年より、保健大臣令第 594 号の施行により、医薬品流通システムの統合化が進められている。医薬品管理法令の施行後、良質の医薬品へのアクセスが向上している。 

  明治大学国際総合研究所, ドゥリサーチ研究所『平成26年度 新興国マクロヘルスデータ、規制・制度に関する調査(ラオス)』24頁 引用

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しかし 
 

④ 公的基金(Health Equity Funds) 貧困者を対象とし、公的医療機関における医療、出産、医療給付に伴う食事および移動費用が給付される。ドナー国からの援助が主な財源となっており、ドナーと保健省により 管理されている。人頭払い、固定価格など、複合的な支払形態があり、想定される対象人口は約 160 万人で、そのうち約 12 パーセントが加盟している。  

   明治大学国際総合研究所, ドゥリサーチ研究所『平成26年度 新興国マクロヘルスデータ、規制・制度に関する調査(ラオス)』11頁 引用

 

貧困者を対象とした公的基金は、十分機能しているのか疑問である。

 

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